うり×ポリ日記(仮)

うりくらげの新しいブログ

小説版「ポケダン“ブロッサム”」3話

昨日は久々にブロッサムRPG作ってました~

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頑張って描いた歩行グラ。っつってもバッフロン以外全部DLした素材を組み合わせたもので、バッフロンだってケンタロスを元手に描いたんですが…

とにかくイッシュポケの歩行グラってことで、欲しい方いればどうぞお持ち帰りください。エキストラで使うのでも良いし。サイズちっちゃいけど

とりあえずブロッサムで使う際はさらに装備品とかプラスします。

 

ではコメ返

suica

え…そうか…。まあ話数少なかったから仕方ないかな…

なんかこの辺のよくわからん部分だけ覚えられてるってのも微妙…

いやすまん。suicaを責めてるわけじゃないから。

 

そう言えばこの素材の配布元のURLを忘れてしまったんだが…

確かsuicaが教えてくれたんだよね?全ポケモンのドット絵から鳴き声まで、全部揃ってるやつ。

あと031-Castle01って曲はどのサイトから?つばちかでマウロラ大将が出てきた時とか、ポケフレでは始まりの間での会話で流れるやつ。URL載ってるサイト探したけど見つけられなくて…

 

 

では本編スタート!

 

 

 

 

 

 

 

 

1週間ほど後、サラ達は青く広がる海の上を進んでいた。
「あと数日ほど航海すれば、ネイチャーギルドに到着するでしょう」
一行を背に乗せて泳いでいるのは、「運び屋」という組織に所属するラプラス、ララ・フロートだ。
ララの案内でバーバラス大陸を目指すメンバーはサラとレムの姉弟とリリー、ルリィ、そしてルリィの恋人である色違いのポリゴンZ――ゼロと、その部下のピカチュウ――レイン。ロゼはギルド建設計画のため、ルチール王国に残ることになった。
「その前に、最後の中継地点であるネルシア国に寄港させていただきます。そこでゆっくり旅の疲れを癒してください」
「わかったわ。ありがとう、ララ」
しばらくすると、前方に大きな島が見えてきた。この島が一つの国となっている、ネルシア国である。
「そう言えばルリィ、ネルシア国で合流したいポケモンって…?」
「ああ、ミニーっていうミツハニー!前はルチール王国に住んでて、その時に仲良くなったんだ!」
サラの問いにルリィは笑顔で答える。
「ふうん…でも、何で探検に誘おうと思ったの?」
「だって、バーバラス大陸で確実に甘いものが手に入るかわかんないじゃん!」「え…まさか特性『ミツ集め』で手に入るミツがほしいから連れてくってことですか?」
「うん!」
話の間に入ったレムにも笑顔で返事をした。
「……」
「本当にルリィは甘いものが好きね…」
そうして話をしているうちに一行は港にたどり着き、ネルシア国に上陸した。
「では、また出港する際に…」
「さあさっさと行くぞ、ユートピア高原へ!!」
「えっ、ちょっ…ルリィさん!?」
ララが話すのも遮り走り出すルリィに、慌ててレムもその後を追いかけた。
「ふふっ、ルリィは相変わらず元気ね」
「…そうだな…」
「まったく、毎度毎度あのテンションについていくのは疲れるよ…」
ゼロとレインもそんなルリィの姿を見送った。
「あいつ…」
そんな中不意にゼロが呟く。だが、
「? どうしたの?」
「…いや、何でもない」
サラの問いかけに対し、ゼロは口にしかけた言葉を飲み込んだ。
そして歩き出すゼロに続き、サラ達もルリィの後を追っていった。

 

 

 

 

世界で最も治安の良い場所と言われるユートピア高原。その名の通り楽園のようなこの場所で、1人のミツハニーが待ち合わせの相手を探していた。3つのうち下の頭には♀の証である赤い模様があり、その横側に琥珀色のリボンをつけている。
「おーい、ミニー!」
名前を呼ばれたミツハニー――ミニー・メイプリスが振り返る。
「あっ、ルリィさん!お久しぶりです!」
そこにはルリィを含むサラの一行がいた。
「うん、久しぶり!で、この間話したことなんだけど…」
ミニーに駆け寄ったルリィは、早速本題に入った。
「探検隊のことですね。それなら両親とも話をしてきたので大丈夫ですよ。仕事の方も片付きましたし」
ミニーは採ってきた甘いミツを売る仕事をしていて、彼女がルチール王国にいた頃はルリィもよくそのミツを買っていた。
「そうそう仕事と言えば!ミニー、前にも売ってた甘いミツちょうだい!」
「あ、あの…今言ったこと聞こえてませんでした?仕事は片付いたって…」
急にミニーが気まずそうになる。
「ミツでしたらついさっき、何者かに買い占められてしまって…」
「あっ、そう買い占められて…って、えっ……?」
状況を飲み込めてないのか、ルリィは固まっていった。
「つまりミツはもう品切れという…」
「……」
「…」
「……」
「…ルリィさん?」
心配になったミニーが声をかけても動かない。だがしばらくすると反応があった。
「なっ…何だってええぇ!!?」
「!? ルっ…ルリィさん!?」
「ああ、始まった…」
側で呆れるレイン。ルリィの甘いものに対する独占欲は、ミニー以外の皆が知っていることだった。
「い、いや待て落ちつ…」
危険なオーラに思わずリリーがなだめようとしても、ルリィの暴走は止まらない。
「おのれ…ボクのスイーツに手を出したらどうなるか、思い知らせてくれるっ!!!」
そのままルリィは怒りに任せて走り出し、あっという間にその姿は小さくなって消えていった。
「…まずいな…」
「…ですね…」
呆然とその様子を目にするゼロとレム。そんな中リリーが第一声を発した。
「あ…そう言えばミツを買い占めた奴って、どんな奴だったんだ?」
「えっと…左耳に包帯を巻いた、サングラスのチラーミィでした」
チラーミィ…って、まさか…!」
「はい、可能性はあるかと」
ミニーは恐る恐る口を開いた。
「あの方は恐らくネルシア国第1王子…プラチナ殿下です」

 


To Be Continued…

 

 

余談ですが、今回とか第1話はpixiv版の2話分を1話分にまとめてたり。