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うり×ポリ日記(仮)

うりくらげの新しいブログ

小説版「ポケダン“ブロッサム”」1話

とりあえず今日から連載を始めます。既に支部に投稿してあるものなので、一応そっちのURLも貼っておきます。まあ、こっちに連載するやつは多少改訂してありますが…

http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=820842

それから、先にコメ返

 

>アクリロ

貼ったぜ

 

>しんめさん

了解っす!

 

>クロカギ

知らん((

 

 

では、本編スタートっす!!

 

 

 

 

 

第1章~始動編~


ここはポケモンと人間が暮らす国、ルチール王国。その首都に近い町、フィレルタウンから新たな物語は始まる。
暖かい日射しの差す部屋の中、1人のエルレイドが本棚を前に背伸びした。
「ふう…さて、今日は何を読もうか…」
そう呟いた直後、静寂を破り、扉を叩く音が聞こえた。
「レム~!いる~?」
「んっ…ルリィさん?」
エルレイドが家の扉を開けると、そこにはピンク色のリボンを頭に付けたポリゴンZが立っていた。
彼女の名はルリィ・デルトシア。この家に住むエルレイド、レム・メシオルとは隣近所で、こうして時々遊びに来る。ルリィは自分のことを「ボク」と言うが、性格的には♀寄りである。
「えへへ、暇だから来ちゃった」
「ゼロさんは?」
「レインとどっか行った。じゃ、お邪魔するね!」
「あっ…」
勝手に家に上がり込むルリィを見てレムはため息をつくも、その後に続いて家に戻った。
(まあ、どうせ僕も暇だったし)
そう思いながらレムはルリィを自分の部屋に招き入れた。
「じゃあ今お茶を入れて来ますから、それまでくつろいでてください」
そう言って部屋を出た直後、
「うわあああぁぁっ!!!」
物凄い音と共に叫び声が部屋から聞こえてきた。

「!!?」
レムが慌てて部屋に戻ると、ルリィが本の山の下敷きになっていた。

「ル、ルリィさん!!?」
「うー……レム、助けて…」
どうやら棚から本が崩れ落ちてきたようだ。
「大丈夫ですか!?」
レムは急いで本をかき分け、ルリィを助け出した。
「うん…ありがと、大丈夫。これを取ろうとしたら埋まっちゃって」
そう言ってルリィは持っていた古いノートを見せる。
「…何やってるんですか…」
呆れた顔でレムがため息をつく。
「とりあえず、姉さんが帰ってくるまでに、この本戻しておいてくださいね」
「えっ、サラ今いないの?」
サラはレムの姉で、探検隊「ブロッサム」のリーダーとして有名なサーナイトだ。
「はい、新設するギルドのことで色々…。もうすぐ帰るとの話なんですが、この中には姉さんの物もあったりするんですよ。だから早く片付けないと…。ところで、それは?」
レムはルリィの持つノートに目を向ける。
「ああ、サラの日記っぽいよ」
「!!? ちょっ…」
ノートの中身を見ながら、ルリィは真顔でさらりと言った。
「何勝手に読んでるんですか!!返してください!!」
「やだ。てかレムの物じゃないじゃん」
「どうでもいいから早く返して…」
レムがルリィの手からノートを奪おうとしたその時、
「ただいま、レム~」
「うわっ!!?」
玄関からサラの帰りを告げる声が聞こえてきた。

 


「あっ、レム…」
サラが部屋に入って来たが、レムはその寸前に日記を本の山に紛れ込ませた。
「ど、どうしたのこれ…?」
「あ、えっと…うっかり崩しちゃって…」
「そう…まあ怪我が無さそうでよかった。あら、ルリィ来てたのね」
「うん。あ、そうだサラ!こんなの見つけたんだけど」
ルリィが持っていたのは、一枚の写真だった。
「わあ、懐かしい!あれ?でもこれ、日記に挟んでおいた気が…」
(ぎくっ…)
身の危険を感じるレムをよそに、サラは本の山を見た。
「そっか、この中に紛れ込んでたのね」
そう言ってノートを拾い上げるサラを見てレムは安堵のため息をついた。その後、レムは写真を見て聞いた。
「そう言えばその写真に写ってるのって…?」
「ああ、チーム『ホワイトスノウ』の2匹よ」
写真にはサラとパートナーのロズレイド、ロゼの他に、ジャノビーコロモリが写っていた。
「こっちのジャノビーがリーダーのローリエで、コロモリはそのパートナーのマロン。『ホワイトスノウ』は私達の同期で、いいライバルでもあったの。だけど…」
急にサラの表情が曇る。
「真理戦争の後から、連絡がとれなくて…」
「…!」
その場の沈黙は続いた。しばらくして耐え兼ねたレムが口を開こうとすると、
「サラ、ボクも探検隊やってみたい!」
「えっ…」
最初に静寂を破ったのは、ルリィの声だった。

 


To Be Continued…