うり×ポリ日記(仮)

うりくらげの新しいブログ

TRUTH OF PEASE光と闇の歴史19

「えっと、君は…?」
「あっ、申し遅れましたです、ミィナと言います!」
変な敬語でそのムンナは答えた。
「ミィはあのクリスタル国王陛下にお仕えしていらっしゃる側近、ルビィさんの弟子なんです!」
「えっ、ルビーの!?」
「はい、ルリィさんが行方不明になってしまった件について、ルビィさんに代わって少々お話が…」
そしてリリー達はミィナから全てを聞いた。昨夜起こったこと、2日後に戦争が始まること…
「まさか…そんな…」
ロールの親友のミミロップ、ミィロが隣でショックを受けていた。それもそうだろう。何しろ、この国での戦いが終わったばかりなのだから…
「で、何でルビーはそのことを知ってるんだ?」
「前にルリィさんと会った時、そのことが見えたらしいです。何と言っても、あのルビィさんですからね。それくらいどうってこと…」
「じゃあ…何でそれをルリィに言わなかったんだよ!!」
「!!」
リリーの怒声にミィナは何も言えなかった。
「…すまない、お前に起こってもしょうがないよな」
「い、いえ…」
ミィナはしばらくその場でうつむいていたが、不意にこんなことを言った。
「で、でしたら…リオさんに相談してみては?」
「リオ…って…」
「国軍第一部隊を取り仕切っているルカリオね」
「でも、何で?」
ポリーが聞くとミィナは答えた。
「さっき言った隣国の戦争の影響がこの国にも及ぶかもしれないから、少しでも軍の体勢を強化したいと言ってた覚えがあるんです。まあ、ルリィさんを助けるためだけに協力してくれるかはわかりませんが…」
「…それに賭けてみよう」
真っ先にリリーがそう言った。
「ここで悩んで立ち止まってるよりは、少しでも可能性を求めて動いた方がいいだろ?」
リリーに言われ、皆も口々に言い始めた。
「そ、そうよね…。悩んでたって何も始まらないし…」
「それに国民が巻き込まれてる以上、国が動かないわけ無いし」
「じゃあ行こう、リオ隊長の所へ!」
そうと決まり、早速皆はその準備に取り掛かった。ポリーはフュリー達とともに帰ったが、あの時見たリリーの目を忘れられなかった。
(リリーの目、いつになく真剣だった…。それもそうだよね、だって大切な恋人を連れて行かれたんだから…)
リリーが必至なのを見て、ポリーは少し心配になった。
(そのままつっ走って、危ないことしないといいけど…)


To Be Continued…


あとがきは明日かきまs((